早乙女凛子とホラーゲーム

私は不安に駆られながら、床に転がる障害物を乗り越えて、前へ前へと進んでいた。




〈 階段を探さして、上の階に行かなくちゃ、いつまで経ってもミッションはクリアできない。

私は絶対に負けない。

クソみたいなドリーム社に! 〉




一歩、一歩、進む度に、私の心臓が大きな音を立てた。




ドクン……、ドクン……、ドクン……、ドクン……。




私は敵にこの心臓の音が聞こえてしまうような気がして、不安だった。




敵は私に気づいている……。




だけど私は、その敵の存在が何かを知らない。




少しでも早く、階段を見つけて、この不気味な空間の中から抜け出したい。




不安は恐怖そのものだ。




いつ自分が襲われるかもわからない不安。




そんな不安が、私の心をスッポリと覆っていた。