早乙女凛子とホラーゲーム

全力で階段を駆け上がり続けてきた私は、センタービル80階にある鉄製のドアの前で足を止めた。




〈 行くしかない……。

このドアの向こう側に、危険があるって、わかっていても…… 〉




走り続けていた私の息は弾み、額からはたくさんの汗が流れ落ちてくる。




見えないドアの向こう側には、きっと危険な何かが待っている。




でも私は、そのドアの向こう側に行かなくちゃ……。




私が目指す場所は、センタービルの最上階だから……。




ゾンビたちのうめき声が、しだいに私に近づいてくる。




追いつかれたら、終わりだ。




そこで私はゲームオーバー。




リアルな世界には帰れない。