早乙女凛子とホラーゲーム

首がへし曲がった女のゾンビと私が、三メートルほど離れた場所で向き合ったとき、その女のゾンビは、不気味に笑って、ヨダレを垂らした。




目の前にいる女のゾンビの醜い姿は、本当に悪夢そのものだ。




私は赤い木刀を中段に構え、醜いゾンビの腐った目をにらみつけた。




「そこをどきなさい!

私が行く道を塞がないで!」




首がへし曲がった女のゾンビは、私の言葉を無視して、私に迫ってきた。




〈 戦わなくちゃ……。

戦わなくちゃ…… 〉




私の心臓が早鐘を打ち始め、危機が迫っていることを私に告げていた。




私が頼れるのは、手にしている赤い木刀のみ。




私の味方は誰もいない。




だけど、戦わなくちゃ……。




私はこんな場所では死ねないから……。