早乙女凛子とホラーゲーム

【機関銃には、二百発の銃弾が入っている設定です。

機関銃は二百発の銃弾を撃つと弾ぎれしますが、
弾ぎれしてから十分が過ぎれば、また機関銃に二百発の銃弾が込められます。

機関銃の弾ぎれには気をつけて下さい。

ちなみに機関銃の残りの銃弾数を調べることはできません】




「銃弾が二百発入っている設定なのか。

かなり多いね」




「だけど、残りの銃弾数を調べられないのは怖いよ。

急に弾ぎれになる可能性があるから」




「弾ぎれになっても、当然、ゾンビは襲ってくるからな。

十分間、機関銃を撃てないのはつらいぜ」




オレたちがスマホで機関銃のことを調べているとき、バスの中で叫び声が上がった。




「この人、様子が変よ!

顔が白くて体が冷たい!」




私はその声がした方に、ドキリとして目を向けた。




すると、ゾンビにしがみつかれながら、このバスに最後に乗った宏美が、
奇声を発しながら、小刻みに震えていた。




バスの中のプレイヤーたちが、ざわめきながら、宏美と距離を取り始めた。




みんなが予想もしていなかった事態に、バスの中は、再び緊張感に包まれた。




そして次の瞬間、一人の女性が声を震わせながら叫んだ。


「この人、首に引っかきキズがあるわ。

さっきのゾンビにやられたのよ。

ウイルス感染よ。

その子はもうダメ!

発症してる!」