早乙女凛子とホラーゲーム

「これから先、行く道が違っても……」




私は決意を固めて、蒼太に目を向けた。




「私たちが目指す場所は一緒だよ。

私たちはセンタービルの最上階に行って、この最悪の世界『ゾンビ街』のサーバーを破壊するの。

ゴールはもう少しよ。

私たちなら、必ずできる!」




一人でセンタービルの最上階を目指す不安。




ピンチのときに頼れる人は、もういなくなる。




でも、私は行かなくちゃ。




この最悪の世界を破壊しなくちゃ。




「問題は、どの階段を選ぶかだよな」




蒼太がそう言ったあとに、私は目の前にある五つの階段を見比べた。