「凛子、逃げるぞ。

そいらに構うことはない。

オレたちが目指すのは、このビルの最上階だ」




私は蒼太の言葉にうなずき、蒼太と一緒に走り出した。




この階段が続く先に、私たちの希望がある。




ミッションクリア、そして『ゾンビ街』からの脱出。




私たちは、リアルに近づいてきたその希望に向かって、全力で走っていた。