早乙女凛子とホラーゲーム

「凛子、大丈夫だよ」




蒼太はそう言って、私に優しい笑みを浮かべた。




「オレはどこもケガしてないよ。

オレはウイルスをもらってない」




私は蒼太のその言葉に、そっと胸を撫で下ろして息を吐いた。




そして不安から解放された私の瞳から、ひとりでに涙がこぼれ落ちてくる。




良かった……。

蒼太が無事で、本当に良かった。




私、生きた心地がしなかったんだ。




大好きな蒼太が、ゾンビになるかもしれなかったから……。