早乙女凛子とホラーゲーム

〈 ダメよ……。

私はもう逃げられない…… 〉




予想もしていなかったゾンビの襲撃に、私の体は動かなかった。




逃げなくちゃっていう意識は、ハッキリとあるのに、私は目を丸くして、ゾンビを見つめていることしかできなかった。




〈 嫌だよ、死にたくない……。

私はミッションをクリアして、それで…… 〉




バン!




恐怖に震えていた私の背後から、銃声が響いた。




そして、銃弾を頭に受けた巨体のゾンビは、ゆっくりと私の方へと倒れてくる。




「いやぁ!」




私がそう叫んだすぐ後に、巨体のゾンビは私のとなりに頭から倒れ込んだ。