早乙女凛子とホラーゲーム

「いやぁぁぁ!」




ゾンビと目が合ってしまった私は、反射的に悲鳴を上げた。




冷静になって考えれば、音がゾンビを引き寄せてしまうことくらい、私にもわかっている。




でも、私の体をスッポリと包んだ恐怖は、私から冷静さを奪い、私は何もできずに、醜いゾンビを見上げていた。




そんな私の目に映るのは、巨体のゾンビの腐った右手。




その右手が私の肩をつかもうと、ゆっくりと私の方へと伸びてきていた。