早乙女凛子とホラーゲーム

「ハハハッ。

人間どもめ、無駄な抵抗をするもんだ。

お前らが息を止めていられるのは、せいぜい一分。

お前たちが、再び空気を求めたとき、ゾンビたちはまたお前らに群がるんだ」




息苦しさに耐えている私に、死神先生の声が聞こえてきた。




「私には見えるぞ。

お前らがゾンビに囲まれ、身体中の肉を食いちぎられ、絶望の中で、悲鳴を上げているその姿が!」




苦しい……。

私は、そんなに長い間、無呼吸に耐えられない。




私たちは、早くこのフロアから抜け出さなくちゃ。




ゾンビたちを振りきらなくちゃ。




焦る気持ちが、時間の流れを早くする。




私たちは早く階段を見つけなくちゃならないのに、もう息が続かない。




空気を吸わなきゃ、死んでしまう。




でも、私が息をしたとき、私たちは……。




色んな考えが、頭の中を駆け巡る中、私はついに無呼吸に耐えきれずに、大きく息を吸い込んだ。