早乙女凛子とホラーゲーム

「あなたはなぜ、死者を蘇らせようとしたんですか?

死者が生き返っても、そこには絶望しかない。

そんなことは、わかりきっていたはずなのに!」




「黙れ、若造!」




死神先生はしゃがれた声で、蒼太に怒鳴った。




「お前に死者の気持ちがわかるのか!

死んでもなお、この世に未練を残す。

醜い姿であっても、この世に生を止めていたいと願う。

それは、人間の長年の悲願だ!

私がその夢を現実に変えたんだ。

世界中に存在する死者のために」




「言いたいことは、それだけ?」




私はそう言うと、手に握りしめていた拳銃を死神先生に向けた。




「私たちはリアルな世界に帰らなくちゃならないの。

それを邪魔しようとするあなたは、私たちの敵よ。

私はあなたを倒して、ミッションをクリアするの!」




私の拳銃を握る手は、小刻みにプルプルと震えていた。




相手がゾンビだとわかっていても、見た目が人間と変わらない死神先生を撃つのは怖かった。




「お嬢ちゃん、無理するな。

顔色が悪いよ」




「うるさい!」




私は死神先生にそう叫んで、無我夢中で拳銃の引き金を引いていた。