早乙女凛子とホラーゲーム

バン!




ビル内に拳銃の音が響く。




私は人間に向けて銃弾を放ったことに戸惑い、震えていた。




ゾンビを撃つのとはわけが違う。




高藤は私と同じ人間だから。




「フフフ。

ハッハッハッ。

お嬢さん、おもしろいね。

じつにおもしろい」




高笑いをする高藤を見て、私は拳銃を構えたまま、ピクリとも動けなかった。




自分が放った銃弾が高藤に当たったという確信があるのに、高藤は少しも痛がる素振りすら見せていない。




私の放った銃弾は、もしかして高藤に当たらなかったの?




だとしたら……。