早乙女凛子とホラーゲーム

【早乙女凛子さん、あなたの番号は7番です。

あなたが二時間以内にドリーム社のロゴ入りの機械にある7番のスイッチを押したとき、
あなたはミッション1クリアです。

あなたが無事にミッションをクリアすることを私たちは願っています】




バスの中にいる『ゾンビ街』のプレイヤーたちがドリーム社から送られてきたメールを読んでざわめき始めた。




バスの中には不穏な空気が漂い、プレイヤーたちは自分の身に迫る危険に恐怖して、顔が青ざめていた。




「マジかよ、このメール。

二時間以内にドリーム社のロゴ入りの機械を探してスイッチを押せなんて……。

もしも見つけられなかったら、どうするんだ?」




「私たちがドリーム社のロゴ入りの機械を探してるときに、私たちがゾンビに会う可能性もあるのよね」




「間違いないね。

きっとそれがドリーム社が作り上げた『ゾンビ街』っていう世界だよ」




「半径二百メートルって言っても、けっこう広いわ。

だって私たちは、半径二百メートルにあるすべての建物を調べなくちゃならないってことでしょ」




「そうなるな。

半径二百メートルの中に、何棟のビルがあるだろう。

それを時間内に全部調べるのは難しいぜ。

オレたちがどのビルを調べるかは、賭けになるな。

時間は限られているんだ。

ハズレのビルを調べているうちに、オレたちの時間はなくなっていく。

オレたちが生き残るには、運も必要なんだ」