「何であなたがここに……。

この『ゾンビ街』もこのミッション3で終わりなはずでしょ。

もう案内人なんていらないわ」




「フフフ。

元気のいいお嬢さんだ。

そんな元気なお嬢さんに私からお伝えしたいことがあってね」




「伝えたいこと?

それっていったい何なのよ!」




「わが社が『ゾンビ街』をリリースした理由と言えば、お嬢さんも興味をお持ちになりますか?」




高藤が口にした『ゾンビ街』をリリースした理由という言葉に、私の心臓がドクンと跳ねた。




この最悪な世界を作り出した理由って、いったい何?




多くの仲間を失ってきた私には、その理由を知る権利がある。




私はそう思うと、高藤に向かって叫んでいた。