悲しんでばかりいてはダメだ。




立ち止まってもダメだ。




悪夢の中に留まっている限り、私の未来は変わらない。




リアルな世界に帰らなくちゃ。

絶対に!




私と蒼太は、全力で階段を上り始めた。




きっとこの階段が最上階まで続いていることを信じて。




そこに、私と蒼太の未来があることを信じて。