早乙女凛子とホラーゲーム

私が脱力して、握りしめていた金属バットを手放すと、金属バットがカンカンと音を立てて、廊下で弾んだ。




私が殴った海斗は、脳が破壊されたためか、蒼太に覆い被さったまま、ピクリとも動かない。




海斗を殺したのは、私?




そんな思いが込み上げてきたとき、私の瞳からポロポロと大粒の涙がこぼれ落ちてきた。




そんな悲しみに暮れる私に、ゾンビたちのうめき声が聞こえてくる。




「食わせろ!」「食わせろ!」と、ゾンビたちが叫んでいる。




私はこの最悪な世界の中で、ポツリと立ち尽くし、自分が存在する意味を考えていた。




私って、どうして生きてるんだろう?

何のために……。

何のために……。