早乙女凛子とホラーゲーム

ゴン! という鈍い音と私の両手にズシリと伝わってきた強い衝撃。




必死だったとはいえ、大切な仲間だった海斗を殴ったことへの後悔が、私の胸の中に広がっていた。




〈 凛子、お前は口が悪くて、気が強いから、かわいくてもモテねぇぞ 〉




〈 大きなお世話よ。

そんなこと、海斗に心配してもらわなくても、大丈夫だから 〉




〈 ハハハッ。

凛子は高校三年間、彼氏なしが決定だな 〉




〈 うるさい!

私にだって、彼氏くらいできるよ 〉




〈 蒼太なんてどうだ?

あいつも草食系過ぎて、彼女ができなそうだし 〉




〈 もう、いい加減にしてよ。

そういう大切なことは、自分で決めるの!

本当に海斗って、お節介だよね 〉