早乙女凛子とホラーゲーム

「この金属バットは、ゾンビと戦う武器になる」




蒼太はそう言って、廊下に置いてあった金属バットを手に取った。




「拳銃には少しの銃弾しかないし、素手でゾンビとは戦えない。

だからきっと、このセンタービルには、武器が落ちてるんだ。

この金属バットみたいに……」




「だけど、そんな金属バットで、ゾンビに勝てるの?

だって、敵はいっぱいいて……」




「一対一の勝負なら、この金属バットでも武器になるよ」




「金属バットで脳を破壊したら、ゾンビは動かなくなるのかなぁ?」




「可能性はあるよ。

奴らの弱点は、頭だから」




私たちは金属バットを手にして、少しだけ希望を持てた。




この金属バットで、ゾンビたちと戦うことができるから。