早乙女凛子とホラーゲーム

蒼太が後先考えず、渾身の力を込めて放った飛び蹴りが、迫りくるゾンビにクリンヒットして、
ゾンビの体が、まるでゴムボールのように吹き飛んでいった。




そして、吹き飛ばされたゾンビの体が後続のゾンビたちをなぎ倒していく。




すると、飛び蹴りを放って、階段で倒れていた蒼太が、私の方を振り返り、にこりと笑って、声を上げた。




「見たか凛子!

ゾンビどもをなぎ倒したぜ。

オレもやればできるだろ?」




そう言って笑った蒼太の顔に、私はドキマギしていたけれど、私はそんなことを口にはせずに、蒼太に向かって叫んでいた。