早乙女凛子とホラーゲーム

「蒼太、もう開かないドアを気にしても仕方ないよ!」




私はそう叫んで、蒼太を振り向かせた。




「私たちはどのみち、このミッションをクリアしなくちゃ、『ゾンビ街』を出られないの。

センタービルに入ったときから、もう出口なんてなかったんだよ」




本当は私だって怖かった。




センタービル内に繰り返し流れている放送に耳を塞ぎたかった。




だけど、私は行かなくちゃ。




この『ゾンビ街』で死んだ仲間のためにも。