早乙女凛子とホラーゲーム

「凛子、絶対にミッションをクリアして、一緒にリアルな世界に帰ろうな」




「当たり前でしょ。

私たちがドリーム社に負けることはありえないから」




「もしも……」




蒼太がそう言って、私を見つめた。




「もしもオレたち二人が危険な目にあって、二人が生き残ることが困難なときが来たら、そのときはオレが凛子を守るよ。

約束するよ。

オレは凛子を……」




「バカじゃないの?」




私はそう言って、蒼太から目をそらした。




「二人揃って、リアルな世界に帰らなくちゃ、意味ないじゃん。

ネガティブ思考って、良くないよ。

私たちは二人で一緒に、リアルな世界に帰るの。

絶対に!」




私はこんな最悪の世界で、蒼太と別れてしまうなんて、絶対にゴメンだ。




私は自分の気持ちを蒼太に伝えるつもりなんて、少しもない。




だけど蒼太は、私の特別な人だから。




私は蒼太を好きだから。