早乙女凛子とホラーゲーム

「ヒッ、ヒッ、ヒッ。

威勢がいいね、お嬢ちゃん。

まぁ、元気なのも今のうちだろうけど」




「うるさいわね、死に損ない!」




私は不気味なゾンビに向かって、大声で叫んでいた。




「あんたに何がわかるのよ。

あんたは、人の不幸を願えば、自分が幸せになれると思ってるの。

わたしたちには未来があるの!

わたしたちは、未来を切り開くの!」




私はそう言ったあとに、ジープの後部座席のドアを開け、ジープに乗り込んだ。




運転手のゾンビは、そんな私をいまいましげに見ていたけど、そんなこと私には関係なかった。




私はゾンビと友達になりたいわけでも、好かれたいわけでもない。




私の目的はただ一つ。




ミッション3をクリアして、『ゾンビ街』を抜け出すことだ。