早乙女凛子とホラーゲーム

「凛子、この車に乗って、センタービルに行こう。

何かヤバイことがあったら、オレが凛子を守るから」




私はそう言った蒼太を見つめたあとに、蒼太から目をそらした。




「本当に蒼太が私を守れるの?

蒼太なんて、人一倍、弱虫なのに」




「オレは真面目に約束を守るタイプだから、嘘はつかないよ。

だから、大丈夫。

怖がってないで、車に乗るよ」




「誰が怖がってるのよ!」




私は怒ったフリをして、蒼太に言った。




「私は誰よりも強い女なの!

蒼太が怖がってないのに、私が怖いはずがないでしょ」




私はそう言って、蒼太よりも先にジープに向かっていった。