早乙女凛子とホラーゲーム

「行こうぜ、凛子」




蒼太がそう言って、私の肩をポンと叩いた。




「もしもあのゾンビが凛子におかしなことをしようとしたら、オレがあいつの頭を拳銃で撃ち抜いてやる!

凛子、オレたちはどんなことがあっても、ドリーム社になんて負けないよな」




優しくそう言ってくれた蒼太の言葉に、私は励まされた。




蒼太、私は知らなかったよ。




リアルな世界では、いつも頼りない蒼太だったのに、いざというときは、頼もしいんだね。




私、本当の蒼太を知らなかったのかなぁ。




いつもあんなに近くにいたのに……。