早乙女凛子とホラーゲーム

「美紗さん、『ゾンビ街』のサーバーがあるセンタービルまで、オレたちは歩いていくんですか?

かなりの距離がありますけど」




「センタービルまでは車で行くことになります。

ここで食事を終えた頃、庭にお迎えが来るはずです」




「それじゃ、センタービルに入ってからが、私たちの戦いになるってことですね」




「ええ、そういうことです。

この『ゾンビ街』にそびえ立つセンタービルが、あなたたちの戦いの舞台です」




「よし、オレがそのセンタービルで、メチャクチャにサーバーを破壊してやるぜ」




「私もメチャクチャにぶっ壊すわ」




私がそう言うと、蒼太は私の顔を見て、にこりと笑った。




そのとき、私の胸がキュンとなってしめつけられる。




蒼太の笑顔って、反則だ。




そんな笑顔を見せられたら、私は胸が苦しくなるから。