早乙女凛子とホラーゲーム

「『ゾンビ街』では、ゲームの難易度を保つために、武器も変化しています。

ミッション3で武器が減ったということは、ゲームの難易度を保つために、武器を減らす必要があったのだと思います。

ミッション3がどんな世界なのか、私にもわかりません。

でも、簡単にクリアできないものであることは、想像できます。

ドリーム社はきっと、『ゾンビ街』のプレイヤーを簡単にリアルな世界に帰したりはしないでしょう」




「たとえ、そうであったとしても、私たちはリアルな世界に帰るわ!」




私は無意識のうちに声を大きくして、美紗に叫んでいた。




「私は絶対にドリーム社なんかに負けない!

こんな作られた世界の中で、私の一生が終わるなんて、絶対にあり得ない!

私は誰よりも負けず嫌いで、強い女なの。

だから私は、絶対に負けを認めない!」




そう叫んだ私を美紗と蒼太が何も言わずに見ていた。




私って、空気が読めない女なのかもしれない。




でも、そんなこと、私は気にしないし、気にしようとも思わない。




私は早乙女凛子。

誰よりも強くて、負けず嫌いな女だから……。