早乙女凛子とホラーゲーム

「凛子、しっかりしろ!」




私が泣きながら、呆然と立ちつくしているとき、蒼太の叫び声が聞こえてきて、我に返った。




「泣いて、立ちつくしても、オレたちは未来を変えられないんだ。

だったら、ミッションクリアにかけるしかないだろ!

オレたちは、絶対にドリーム社に負けないんだ!」




「蒼太に言われなくてもわかってる!」




私は蒼太に反射的に言葉を返していた。




「私、ドリーム社になんて負けないよ。

私は絶対にドリーム社に仕返ししてやるの!

私はドリーム社を許さない!」




私は迫りくるゾンビの群れを背に、必死になって蘇りの薬をなぎ倒していった。




残りの蘇りの薬の瓶は、およそ百。




きっと間に合うよね。




私たちがゾンビの群れに飲み込まれるまでに……。