早乙女凛子とホラーゲーム

ゾンビたちに怯え、後ずさりを続けていた私に、ついに終わりのときが来た。




私の背中が壁に当たり、私は逃げ場を失った。




私の目に迫りくるゾンビたちのおぞましい姿が映る。




私の呼吸は乱れ、自分がゾンビたちに食われる姿が頭に浮かんだ。




〈 もうダメよ……。

私はドリーム社に負けてしまった……。

私はもうゲームオーバー。

私はもう助からない…… 〉




私がそんな風に覚悟を決めたとき、私とゾンビたちとの間に、蒼太が立ちはだかった。




私はその瞬間を奇跡でも見ているような気持ちで見つめていた。




〈 蒼太は私を助けるために、わざわざ危険な場所に……。

蒼太、私は『ゾンビ街』に来るまで知らなかったよ。

蒼太がこんなに強いなんて…… 〉




今にも手が届きそうな位置まで迫ってきたゾンビたち。




そのゾンビたちに向かって、蒼太は機関銃を乱射し始めた。