早乙女凛子とホラーゲーム

頭を撃ち抜かれ、床に倒れたゾンビたちを踏み越えて、別のゾンビたちが迫ってくる。




ゾンビたちは、死を恐れず、私たちを餌食にすることだけを考え、おぞましいその姿で、私たちに迫っていた。




「ダメだよ、絶対に銃弾が間に合わない……」




「あきらめないで!

きっと奇跡は起きるから」




「ダメだよ……。

もう銃弾なんて、いくらもないよ……」




私は蒼太のその言葉を聞くと、心臓が早鐘を打ち始めた。




私だって、蒼太の言葉が正しいことくらいわかってる。




でも、それを認めたら、私たちはゾンビのエサになる。




そんなのって、あんまりだ。




私はあのおぞましいゾンビになりたくない。