早乙女凛子とホラーゲーム

「雄大!」




私はゾンビたちの群れに飲み込まれ、押し倒される雄大を見て叫んでいた。




雄大はゾンビたちに肉を食いちぎられ、つんざくような悲鳴を上げていた。




「海斗、雄大を助けなくちゃ。

雄大がゾンビに食べられてるよ!」




「凛子、雄大はもう手遅れだ」




「そんなことないよ。

海斗、雄大を助けなきゃ」




「凛子、ゾンビに噛まれたら、もう人として生きられないんだ。

だから、雄大はもう……」




「雄大の心配をしてる場合じゃねぇぜ」




海斗がそう言って、機関銃の銃口をゾンビたちに向けた。




「ものすごい数のゾンビたちが押し寄せてきやがる。

奴らに噛まれたら、オレたちもゲームオーバーだ。

戦おうぜ。

オレたちは、リアルな世界に帰るんだ」