早乙女凛子とホラーゲーム

退けようとしても、押し寄せる波のように、私たちに迫ってくるゾンビたち。




その圧倒的な数が、私たちを恐怖に陥れていた。




「これじゃ、いくら撃ってもきりがないぜ」




「でも、撃たなきゃ。

奴らに囲まれたら、そこでゲームオーバーだよ」




「う、うわぁ!

く、来るな。

こっちに来るな!」




機関銃を乱射しながら、後ずさりを続ける雄大は、逃げ場のない部屋の隅へと追い詰められていた。




「雄大、狭いところに逃げちゃダメ!

逃げ場を失ったら、ゾンビたちに囲まれるよ!」




後ずさりを続けた雄大の背中が壁に当たり、雄大は怯えた顔で、後ろを振り向いた。




私は雄大に迫る大勢のゾンビ たちを見つめ、早鐘を打つ心臓の鼓動を感じながら雄大に叫んでいた。




「雄大、逃げて!

早く! 早く!」




「凛子さん、僕はもうダメだぁ!」




雄大の叫び声が部屋に響いたとき、雄大は機関銃をゾンビに奪われ、ゾンビたちの群れに飲み込まれた。