早乙女凛子とホラーゲーム

〈 何で、死神先生が起き上がってくるの? 〉




私は早鐘を打つ心臓の鼓動を感じながらそう思った。




〈 もしかして、死神先生は人間じゃなくて、ゾンビなの? 〉




「悲劇だの、不幸の連鎖だの口にするお前に、ゾンビの何がわかる?

たしかに、お前ら人間みたいに夢や希望はないかもしれない。

だけど、命失いし者たちの生への執着をお前たちは知らないんだ。

永遠の命、それこそが死者の憧れ。

ゾンビはたとえ醜い姿になっても、この世に生き続ける」




海斗は浅田先生の不気味な声に振り返った。




「マジかよ。

こいつもゾンビだったのかよ」




「海斗、死神先生がたとえゾンビだとしても、死神先生の頭を撃ち抜けば、死神先生を倒せるよ」




「蒼太の言うとおりね。

相手がゾンビなら遠慮はいらないよ。

私たちは死神先生の頭を撃ち抜いて、死神先生を倒すの」




私がそう言って、機関銃の銃口を死神先生に向けたとき、入口のドアからゾロゾロと大量のゾンビたちが現れた。