早乙女凛子とホラーゲーム

「何だよ、これ」




海斗はドアを開けたその先に並んでいた無数の棚に並ぶ蘇りの薬を見てつぶやいた。




「すごい数だね。

死神先生は、どれだけの死者を蘇らせようとしていたんだろう?」




「浅田先生って、ゾンビだらけの街を作ろうとしていたんでしょうか?」




「私、この『ゾンビ街』にきて、初めてわかったよ。

人間って、夢とか希望とかを持って、毎日、限られた時間を生きてるから、その命がキラキラ輝いているの。

腐った肉の塊が、何の目的もなしに、街の中をさ迷っても、その命は輝かない。

だから私たちは、いくら生き延びたくても、こんな薬に頼ちゃいけないんだよ」




「凛子の言う通りだぜ」




「オレたちは、この蘇りの薬を全部破棄しよう。

それで、ミッション2はクリアだよ」




「よし、それじゃ行動開始だ。

オレたちは、蘇りの薬をすべて破棄する!」