海斗を先頭にして、私たちは浅田先生の倉庫の入口のドアを開けた




「うわぁ、何だよこの臭いは……」




「この腐敗臭は、ゾンビたちの臭いだよ。

この倉庫にもいるんだね。

あのゾンビたちが……」




「みんな、機関銃の銃弾はたくさんあるよね。

やっぱり、戦うしかないよ。

私たちがこの世界を抜け出すためには」




「怖いけど、凛子さんの言うとおりですね。

もう戦うしかないです。

僕だって、生きてリアルな世界に帰りたいから」