早乙女凛子とホラーゲーム

「チクショー!

オレが片っ端から、ドリーム社の連中をぶっ殺してやる!」




海斗が立ち上がって、そう叫び、廊下の壁を思いっきり蹴飛ばした。




「ドリーム社の連中は、オレたちが悲しみ、苦しみ、そして死んでいくのをおもしろがっていやがるんだ!

許せねぇよ!

そんなの絶対に許せねぇよ!」




私は泣きじゃくって、目を真っ赤にしている海斗を初めて見た。




「行くぜ、凛子。

麻美の仇打ちだ。

オレたちは、麻美のためにも、この最悪の世界を抜け出すぜ」




「海斗……」




私は、私にそう言った海斗の強さに心を打たれた。




本当は、一番悲しくて、つらい思いをしているのは、海斗なのに……。




そうだよね、海斗。




私たちはやっぱり、前を向くしかないんだよね。