早乙女凛子とホラーゲーム

「凛子、どうして何も言わないんだよ。

オレたちがいない間に、ここで何かあったのかよ」




海斗は私の両肩をつかみ、私の肩を揺さぶりながら、私に訊いてきた。




私は海斗の言葉に真剣さを感じると、余計に何も言えなかった。




「凛子、何があったんだよ。

言わなくちゃ、わからないよ」




私の態度を見て、異常事態があったことに気づいた蒼太が、私に優しく声をかけた。




でも、蒼太の優しさはズルイよ。




取り返しのつかないミスをした私にだって、蒼太はいつも優しいから。




蒼太の優しさが、ダメな私を余計に傷つけるんだよ。




私、どうして麻美を救えなかったんだろう?