早乙女凛子とホラーゲーム

私が蒼太の名前を叫んだとき、蒼太はそれに気づいて振り向いた。




リアルな世界では、大人しくて、本ばかり読んでいた蒼太が、真剣な顔つきで、鋭い視線を私に向けていた。




私はそんな真剣な顔つきの蒼太を見て、思わず胸が熱くなった。




蒼太、人って、環境で変わるんだね。




私は蒼太が男らしく戦う姿なんて、想像もできなかった。




私が蒼太に守られるなんて、夢にも思っていなかった。




ねぇ、蒼太。

私たち、この最悪の世界から抜け出せたら、また前みたいに、くだらないことで口げんかしようね。




やっぱり私には、蒼太が必要だよ。




蒼太に代われる人なんて、誰もいないから。