早乙女凛子とホラーゲーム

「わかりました、凛子さん。

いくらでも、ダイナマイトを使って下さい」




雄大はそう言って、私にダイナマイトを手渡した。




私は雄大からもらったダイナマイトを怒りと悲しみに任せて、強く握りしめ、ダイナマイトの導火線に火をつけた。




〈 麻美、『ときめき逆ハーレム』やってる? 〉


〈 うん、毎日やってるよ。

あのスマホゲーム、すごくおもしろいよね 〉


〈 麻美は月森先輩が好きなんだよね。

だけどさぁ、月森先輩って、優しいだけで、つまらなくない? 〉


〈 そうかなぁ?

私は月森先輩にすごく癒されるよ 〉


〈 麻美はゲームをしてても、冒険しないよね。

たまには、刺激のある相手に振り回されてみればいいのに 〉


〈 いいのよ、私は。

いつも一緒にいてくれそうな月森先輩が好きなの 〉


〈 えー、そうかなぁ。

絶対に畑中先輩の方がいいよ 〉


〈 凛子、スマホゲームって、すごく楽しいけど、私たちはちゃんとリアルな恋愛もしようね。

月森先輩もいいけど、月森先輩はスマホの中だけの人だから。

私はいつか、リアルな恋愛するんだ。

きっとそっちの方が、ずっとドキドキするはずだよね 〉