早乙女凛子とホラーゲーム

私は怒りと悲しみに任せて、次から次へと窓ガラスを割っていった。




自分の不甲斐なさ、
この世界の理不尽さ、
大切な仲間の死。




そのすべてが私を苛立たせ、私は夢中になって窓ガラスを割っていた。




「凛子さん!」




私の名前を叫ぶ雄大の声で、私はふと我に返り、冷静さを取り戻した。




「悲しいけど、僕たちは前に進まなくちゃ。

僕たちだけでも、この『ゾンビ街』から抜け出すべきです。

そうしなきゃ、麻美さんの死が無駄になるから」




「雄大に言われなくても、わかってるよ!」




私は自分の怒りと悲しみを雄大にぶつけるみたいに、叫んでいた。




「そんな当たり前のこと、今さら雄大に言われたくないよ!

私だって……、私だって、わかってるよ!」




「凛子さん……」




「雄大、ダイナマイトをちょうだい。

この工場の設備を今から吹き飛ばすよ。

私はドリーム社なんかに、絶対に負けない!」