私がそう叫ぶと、雄大は制服の内側に隠し持っていた手榴弾を泣きながら、私に手渡した。
「オレは人間が憎いんだ。
オレたちと違って、人間には夢がある、未来がある。
でも、そんなのって、不公平だろ。
それじゃ、オレたちゾンビがあまりにもみじめだろ」
「雄大、逃げて!」
私はそう叫びながら、手榴弾の安全ピンを抜いた。
〈 麻美、ごめんね。
だけど私は、絶対にこの『ゾンビ街』抜け出して、麻美の両親に会いにいくよ。
そして私は、麻美の両親に言ってくる。
麻美は私の大切な友だちで、麻美がこの世からいなくなっても、私は絶対に一生忘れないって 〉
私は安全ピンが抜かれた手榴弾を巨大なゾンビ目掛けて投げつけた。
そしてその手榴弾が巨大なゾンビの胸に当たって、ポロリと床に落ちたとき、
私は巨大なゾンビに背を向け、巨大なゾンビから遠ざかるようにジャンプして、そのまま廊下に伏せた。
そして、私が廊下に伏せた次の瞬間、私の背後から強烈な爆発音がして、
火柱が立ち、熱風が吹いてきた。
「り、凛子さん!」
私を心配する雄大の声が、爆音のあとに廊下に響いた。
私は背中に熱風を感じながら、目を細めて、後ろを振り返った。
すると、私が振り返ったその先には、原型をとどめていない巨大なゾンビの無残な姿があった。
そして、さっきまで私たちと一緒に戦っていた原型をとどめていない麻美の姿も……。
手榴弾を投げたのは、この私。
そのことに後悔はないけれど、私は涙が止まらなかった。
ねぇ、麻美。
私がしたことって、間違いだったかなぁ。
でも、麻美。
私は麻美にゾンビになんてなって欲しくなかったんだ。
きっと麻美なら、わかってくれるよね。
私たちは、友だちだから。
「オレは人間が憎いんだ。
オレたちと違って、人間には夢がある、未来がある。
でも、そんなのって、不公平だろ。
それじゃ、オレたちゾンビがあまりにもみじめだろ」
「雄大、逃げて!」
私はそう叫びながら、手榴弾の安全ピンを抜いた。
〈 麻美、ごめんね。
だけど私は、絶対にこの『ゾンビ街』抜け出して、麻美の両親に会いにいくよ。
そして私は、麻美の両親に言ってくる。
麻美は私の大切な友だちで、麻美がこの世からいなくなっても、私は絶対に一生忘れないって 〉
私は安全ピンが抜かれた手榴弾を巨大なゾンビ目掛けて投げつけた。
そしてその手榴弾が巨大なゾンビの胸に当たって、ポロリと床に落ちたとき、
私は巨大なゾンビに背を向け、巨大なゾンビから遠ざかるようにジャンプして、そのまま廊下に伏せた。
そして、私が廊下に伏せた次の瞬間、私の背後から強烈な爆発音がして、
火柱が立ち、熱風が吹いてきた。
「り、凛子さん!」
私を心配する雄大の声が、爆音のあとに廊下に響いた。
私は背中に熱風を感じながら、目を細めて、後ろを振り返った。
すると、私が振り返ったその先には、原型をとどめていない巨大なゾンビの無残な姿があった。
そして、さっきまで私たちと一緒に戦っていた原型をとどめていない麻美の姿も……。
手榴弾を投げたのは、この私。
そのことに後悔はないけれど、私は涙が止まらなかった。
ねぇ、麻美。
私がしたことって、間違いだったかなぁ。
でも、麻美。
私は麻美にゾンビになんてなって欲しくなかったんだ。
きっと麻美なら、わかってくれるよね。
私たちは、友だちだから。



