早乙女凛子とホラーゲーム

「運転手!

早く行けよ!」



「ゾンビが入ってくるわ!」



「嫌だよ、ゾンビが窓を叩いて、こっちを見てる!」



「おい、運転手!

聞こえないのか!

早くしろよ!」



「ウイルスに感染したら、オレたちはゾンビになって、二度とリアルな世界に戻れないんだぞ!」



「運転手!

聞こえないのかよ!

早くしろ!」




バスの中には怒りが充満していて、今にも爆発しそうだった。




そんなとき、ショートカットの大学生風の女、立花朱美が、私の肩をつかみ、私にすごんできた。




「あんた、そこをどきなさい!

ドアを閉めるのよ!」




朱美は、私に敵意をむき出しにして、私につかみかかった。