早乙女凛子とホラーゲーム

「凛子、何浮かれてんだよ。

神崎先輩が本当にお前のことを好きなわけないだろ?」




私の肩をうしろから揺すっていたのは、私の幼なじみの成瀬蒼太。




イケメンなのに、なぜだか女子にはそれほど人気のない草食系男子。




その蒼太が、今日だけはむきになって、私の肩を揺すりながら私に話しかけていた。




「凛子、目を覚ませよ。

神崎先輩がお前のことを好きなわけないだろ?」




私には蒼太が言っていることの意味がわからなかった。




蒼太、聞いてなかったの?

神崎先輩が、私のことを好きだって……。

神崎先輩が、私に付き合って下さいって……。




私は、初めて蒼太の真剣な顔を見て、ドキリとする。




蒼太って、イケメンなのよね。

蒼太もこんなにむきになって……。

もしかして、蒼太も私のことが好きなの?