早乙女凛子とホラーゲーム

「ここに、何しにやってきた!」




私たちが目的の場所について、ホッとしたときに、不気味な怒鳴り声が廊下に響いた。




「うわっ、ここにもゾンビが……」




「そんなに驚かないでよ。

ここは、奇跡の部落にいるゾンビたちが集まる工場よ。

ゾンビがいるよは、当たり前よ」




私たちの目の前に現れたのは、身長が二メートルほどの巨大な男のゾンビで、
その巨大な男のゾンビは、私たちに強烈な腐敗臭を撒き散らしていた。




「き、機関銃は銃弾切れなのに……」




雄大が震える声で、そうつぶやいた。




「お前らを食い散らかさないと、オレは知性を失うんだ。

知性のないゾンビなんて、ただの腐った肉の塊よ。

そんなの、オレはゴメンだぜ」




巨大なゾンビは、濁った黄色い瞳を私たちに向けて、私たちに近づいていた。




「雄大、何モタモタしてるの?

手榴弾があるでしょ。

ねぇ、早く!」