早乙女凛子とホラーゲーム

私は決意を固め、蒼太に背を向けて走り出した。




「凛子、私たち、ちゃんと元の世界に帰れるよね」




私と並んで走る麻美が、私に言った。




「当たり前でしょ。

私たちは、『ゾンビ街』の住人じゃないんだよ」




「でも……」




「帰れるか、帰れないかなんて、悩んじゃダメだよ。

私たちは、絶対にリアルな世界に帰るの。

そのために、ミッション2をクリアするの」




前に進むことでしか、自分の未来は変えられない。




だったら、私は迷わない。




私は今、自分にできることを必死になって、やるだけだ。