早乙女凛子とホラーゲーム

私が最上階から階段の下の方をのぞき込むと、
迫りくる四体のゾンビたちに、海斗と蒼太は後ずさりしていた。




「オレたちは大丈夫だから、雄大たちは、工場の設備を吹き飛ばして!」




蒼太は腰が引けた格好で、機関銃を打撃の武器に変えて、後ずさりしながら、ゾンビを殴った。




「凛子、海斗たちがヤバイよ。

本当に海斗たちは、大丈夫なの?」




麻美が今にも泣きそうな顔で、私にそう叫んでいた。




本当は私も、今にも泣き出しそうなくらいに二人が心配だった。




特に蒼太は、臆病で、男らしくもない。




そんな蒼太が、私たちをを守るために必死になって戦っているのが、私の心をしめつけていた。




「雄大、麻美、工場の設備を吹き飛ばしに行くよ!」




私がそう言うと、すぐに麻美から反論が返ってきた。