早乙女凛子とホラーゲーム

私は海斗に襲いかかった白髪のゾンビをドキドキしながら見ていた。




もしも海斗が、噛まれたり、引っ掛かれたりしたら、海斗までがゾンビになってしまう。




今、私たちは、ゾンビウイルスの解毒剤を持っていない。




だから、もしも海斗がウイルスをもらったら、私たちに海斗は救えない。




私がそんなことを思って、ドキドキしているとき、私の頭の中に、死んだ瑞穂の顔が思い浮かんだ。




私は、もうこれ以上、大切な仲間を失いたくない。




瑞穂みたいな犠牲者を出したくない。




私はそんな思いを押さえきれずに、海斗に向かって、叫んでいた。