早乙女凛子とホラーゲーム

「まずいぜ、ゾンビが現れやがった」




「あのゾンビは、他のゾンビたちより動きが鈍いから、今になって、やっとオレたちのところに来たんだね」




「動きが鈍くても、雄大よりは速いよ」




「凛子、雄大をチクリチクリ、ディスるなよ」




「だってさぁ……」




「助けにいこうぜ」




海斗がそう言って、蒼太に目を向けた。




「助けにいっても、オレたち全員、弾切れだよ」




「敵は一体しかいないんだ。

オレと蒼太で戦えば、絶対に勝てるさ」




私は海斗の言葉を聞いて、嫌な予感がして仕方がなかった。




敵のゾンビも、自分の知性を守るために必死なはずだった。




そんなゾンビ相手に武器なしで戦って、蒼太たちは本当にウイルスをもらわずにいられるだろうか?