私たちは、工場の最上階を目指して、全力で階段を駆け上がった。




蘇りの薬を全部、破棄しないことには、私たちはこの悪夢の世界『ゾンビ街』を抜け出すことはできない。




今のところ、ゾンビたちは、私たちを追ってこない。




それならば、最上階からダイナマイトで、この工場の設備を吹き飛ばし、
次の目的地である浅田先生の倉庫を目指したい。




私たちは息を切らしながら、工場の最上階にたどり着き、
そしてそこから、この工場の設備を見下ろした。