「凛子、こんなところで言い争いしてないで、先に進もうぜ。

オレたちはミッションクリアに全力を注ぐんだ」




海斗のその言葉にみんながうなずき、私たちは最上階へと続く階段を見上げた。




「それじゃ、行こうか」




「もちろんよ」




「全力で行こうぜ。

オレたちなら、この工場を吹き飛ばせるさ」




私たち五人は決意を胸に、階段を全力で駆け上がっていった。