早乙女凛子とホラーゲーム

「とりあえず、オレたちは、またこの階段を上っていこうぜ。

オレたちは最上階から、この工場の設備を吹っ飛ばすんだ」




「そうだね、それしかないよね」




「雄大は気合い入れて走りなさいよ。

本当に鈍足なんだから」




「凛子さん、僕はデブだから、速くなんて走れないんですよ」




「できないって言葉は禁句でしょ」




そう言って、私は雄大のお尻を叩いた。




「やればできるの。

男なら、気合い入れてよね」




「凛子はマジで怖いな」




「凛子は、男に生まれれば良かったのに」




「余計なお世話よ!」




私はツンとしながら、蒼太に言った。




「私はこれでも正真正銘の乙女なの。

蒼太にはわからないかもしれないけどさ」